近年、高齢運転者による痛ましい事故のニュースが大きく取り上げられていますが、これは超高齢化社会という現実がある以上、避けられない問題です。
実際に2018年の交通事故を見てみますと、高齢者が全死者数の5割以上を占めています。その一方で、65歳以上の高齢運転者による死亡事故は全体の約18%近くにものぼり、過去最高の割合になりました。ここ10年での高齢運転者による交通事故発生件数は減少傾向にありますが、事故全体に占める高齢運転者の事故割合は増加している状況です。
2017年に改正された道路交通法では高齢運転者の認知症対策の強化が盛り込まれました。
75歳以上の高齢運転者に対して行う免許更新時の高齢者講習の前の「認知機能検査」の結果で「認知症のおそれ」に分類された人には医師の診断が義務付けられ、「認知症である」と診断された場合は免許の取り消しまたは停止、「認知症でない(※医師に認知症と診断されなかった人のみ)」および「認知機能低下のおそれ」に分類された人は3時間の高齢者講習、「認知機能の心配なし」に分類された人は2時間の高齢者講習を受けることになっています。
体力や視力の衰えに加え、注意力や集中力が落ちる、とっさの判断力が鈍る、行先を忘れてしまう、道に迷ってしまう、運転マナーが悪くなる、など、年齢とともに起こる老化現象が運転に反映されてしまうのは事実。走りなれた道でも、基本に戻って正しい運転技術とルールを確認しましょう。
高齢者講習は免許更新期間満了時(誕生日の1ヶ月後の日)の6ヶ月前から更新期間満了日までの間、受講できます。ご自宅に「講習のお知らせ」の通知が届き次第、希望する教習所に直接電話で予約をしてください(高齢者講習は予約制です)。
ラヴィドライビングスクール蒲田でも高齢者講習を行っております。お気軽にお問い合わせください。
ラヴィドライビングスクール蒲田 高齢者講習予約専用電話
(75歳未満・以上共通)
電話番号:03-6715-7151
下記リンクをご参考下さい。
警視庁 認知機能検査について