ちょっとしたドライビングテクニックや心がけひとつで、燃費が向上したり、運転が上達したりするものです。
今回は"スムーズな加速"について考えてみましょう。
通常エコドライブの発進時はふんわりアクセル『eスタート』が基本となります。
しかし、加速する際、アクセルを踏めば踏むほどガソリンを消費することになりますが、しっかり踏み込んで早めに加速し、あとはトップギアでの惰性走行(アクセルを踏み込まない状態の走行)で、加減速の少ない運転をおこなうことで燃費効率アップにつながります。これは立派なエコドライブ応用術のひとつです。
ただし、早めに加速するといっても、急発進や必要以上の加速をすれば、燃費は悪くなりますので注意してください。混んでいる道や短い距離を走行する時は低めの速度を目指してふんわりアクセル『eスタート』で加速を、空いている道や長い距離を走行する時は高めの速度を目指してスムーズに加速をするイメージです。目標の速度に達したら、MT車はできるだけ高いギアに入れ、AT車はアクセルを少し戻してシフトアップすれば、より上手に惰性走行ができます。
また、高速道路や幹線道路での合流や進路変更の際の"スムーズな加速"は、防衛運転(自分の身を守る運転)であり、安全運転につながります。加速が遅いと、合流や進路変更をするのかしないのか、後方車両のドライバーは判断しづらくなってしまいます。合流や進路変更をする時には、安全確認をしてウインカーも忘れずに自己アピールをして、アクセルを一瞬だけしっかり踏み込んでスムーズに加速し、車間距離ができたら迷わずに合流して交通の流れに乗ります。
ウインカーと「少しの+αの加速」が意思表示となり、後方車両のドライバーが状況予測もしやすく、ゆったりとした減速(一瞬のアクセルオフ)を促すことができます。これはエコドライブとホスピタリティドライブ(おもいやり運転)とも言えるでしょう。
首都高速などを走行するのが「怖い!」と感じている人は、スムーズに加速できていますか?「怖い!」と感じる理由のひとつには加速をしてないということが考えられます。周りの車の流れに乗りながら、合流や進路変更の際には"スムーズな加速"を心がけてみましょう。
ラヴィドライビングスクール蒲田では、すべての教習車に燃費計を設置しており、エコドライブの習慣を養いながら運転技術を身に着けることができます。
ふんわりアクセル『eスタート』とは?
発進するときは、穏やかにアクセルを踏んで発進しましょう(最初の5秒で、時速20km程度が目安です)。日々の運転において、やさしい発進を心がけるだけで、10%程度燃費が改善します。焦らず、穏やかな発進は、安全運転にもつながります。
加減速の少ない運転とは?
車間距離に余裕をもつことが大切です。車間距離を詰めたり、速度にムラのある走り方をすると、加減速の機会も多くなり、その分市街地で2%程度、郊外で6%程度燃費が悪化します。また、同じ速度であれば、高めのギアで走行する方が燃費がよくなります。交通の状況に応じ、できるだけ速度変化の少ない安全な運転をしましょう。詳しくは交通エコロジー・モビリティ財団のウェブサイトをご覧ください。
詳しくは交通エコロジー・モビリティ財団のウェブサイトをご覧ください。